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早崎内湖ビオトープ

早崎内湖ビオトープは、昭和45年に完成した干拓農地(早崎内湖干拓地)の約5分の1を利用し、 動植物の調査を行う日本最大のビオトープ実験地です。 この地域はもともと昭和39年に食糧増産のために内湖を埋め立てて作られた水田でしたが、 現在は豊かな自然を取り戻すために、元の内湖に戻そうとする動きが進んでいます。 滋賀県が平成13年から試験的に一部を湛水し、内湖再生の可能性を探ってきました。 モニタリング調査の結果、在来魚類を含む多様な生物の生息が確認されたため、 試験湛水地の土地を買収し、具体的な内湖再生に着手しています。 ビオトープ実験調査が始まって以来、コハクチョウが年々増え、現在では滋賀県内で有数の飛来地となっています。